大人の国語の先生、北村江奈です。
私は、20年高校で国語を教えていました。
国語の先生をする中で、私が一番困ったことが、
作文が書けない子ども達を、書けるようにしてあげられないことでした。
他の国はどうやって作文を教えているのだろう?
と色々調べる中で、
他国は、そもそも国語の授業が日本とは全く違う、ということを知りました。
「読解」と「表現」を教えるのはどの国も共通でしたが、
「読解」に正解があり、
それ以外を発言した子が間違い、にされてしまう日本とは違い、
他国は、「私はこう考える。なぜなら」
という「根拠...
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自由は時に滅亡の元になる・・・
なにごともほどほどに、それがわかる1枚でした。
普通の考えであれば、どこで線引きをすれば良いかの判断はすぐにつくはずですが、
それを通り越した時、冷静な行動が取れないということを理解できた1枚であったとも
思います。読み解いていくうちに、現代にもつながる「教訓」を得ることもできました。描かれた登場人物の表情と、その動きをひとつひとつ見ていくと、おもしろいほどの対比があります。
来月で区切りとなり、寂しさもありますが
しっかり読み解きたいと思います。
ありがとうございました。
未だに、真ん中に座っていた女性の目力から開放されず、本当に目は口ほどにものを言うという、そして、いかさまはいったい誰なんだろうとうたっている絵でした。また、他の方の意見も参考になり楽しいひとときでした。また、お邪魔します。PSトランプのことも新たな発見があり、鼻高々に、友人に話したいかと思います。
画家の表現力が、グッと凝縮された1枚「いかさま師」を読み解きました。
騙し騙されの構成が、いつまでも残像となる・・・という言葉がしっくりくる
1枚でもあったと思います。
絵は全体を見て、描かれてはいない部分までも想像して楽しむと思っていたのですが、
描かれた女性の目に視線が戻ってしまうところが、なんともミステリアス。
トランプのマークについて知ることができたのも興味深いところがありました。
細部も見ながら、空間を捉えることで絵の見方が変わってくるのも講座の面白いところ
です。順調に物事が進んでいると、どうしても見失うところが出てきたり、油断したり
するところがあります。そんな時に自分に問いかける意味で「いかさま師」を見て、
ちょっとブレーキをかけたりすることも大切だということを表現している
1枚かもしれません。また、来月もたのしみです。ありがとうございました。